世界保健機関(WHO)は26日、南アフリカで新たに見つかった新型コロナウイルスの変異型を最も警戒レベルが高い「懸念される変異型(VOC)」に分類し、「オミクロン型」と名付けると発表した。
WHOはオミクロン型の複数の変異について「うちいくつかは懸念すべきだ」と表明した。ほかの変異ウイルスに比べ再感染する可能性が高いとみられるという。各国に対しオミクロン型の研究を強化すること、クラスター(集団感染)が発生した場合はWHOに報告することなどを求めた。
米CNBCによると、米ファイザーと独ビオンテックは開発したワクチンについて調査を始め、2週間以内にオミクロン型に対する効果などについてデータを取得できるとみる。両社は「ワクチンの調整を必要とする変異型かどうか分かるだろう」と述べているので、その結果が判明するまで、世界経済は混乱することが予想される。
日本でも感染者数が再び増加することになれば、日本経済への影響も懸念される。