厚生労働省は8月26日、令和4年度予算の概算要求をまとめた。
一般会計の要求額は33兆9,450億円となり、過去最高額を更新。
前年度予算額(33兆1,380億円)から8,070億円増えた。新型コロナウイルス感染症対策関連の予算は、今後の感染状況等が不透明なことから前年度と同様に事項要求として金額を明示しておらず、年末に編成される予算額はさらに膨らむ見通しだ。
医療、年金、介護等の社会保障の経費は31兆7,791億円とした。高齢化等に伴う増加として前年度予算額(31兆1,053億円)から6,738億円積み増す。
内訳は年金が12.8兆円、医療が12.1兆円、介護が3.3兆円、障害が2.0兆円、福祉等が1.7兆円。なお、要求段階では年金額改定の指標となる物価変動率や賃金変動率が定まっていないので、年金額の改定率は織り込んでいない