本日の日経新聞の記事によると、東京都は25日、新型コロナウイルス感染症が診療可能な発熱外来のある医療機関をすべて公開しました。
都福祉保健局のサイトで閲覧できます。
診療・検査医療機関の一覧 東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)
これまでは約4200カ所のうち同意のある約2200カ所のみでしたが、全面公開によって検査・診療の混雑緩和につなげるようです。
同日開いた感染状況を分析するモニタリング会議で明らかにしました。非公開の医療機関は検査希望者が殺到した場合に通常医療が困難になることなどが理由でした。
都は個別に公表に応じるよう要望したほか、都医師会なども会員に協力を求めた結果、すべての発熱外来が公表に同意したということです。
今まで、医療機関は公表に後ろ向きでしたので、このニュースを見て驚きました。
会議では変異ウイルス「オミクロン型」の派生型「BA.2」の感染状況に関する分析も示しました。
ゲノム解析では1月までに30件を確認し、このうち、25件で市中感染が疑われたとのことです。
派生型は主流となってきた「BA.1」より感染力が強いとされている。
ゲノム解析の前にBA.2の疑いを判定できる都独自のPCR検査によると、2月15~21日の1週間に4件の検体が確認されました。
オミクロン型全体に占める割合は4.2%と前の週の1.3%から上昇しており、専門家は「発生割合が高まる傾向がみられる」としてBA.1からの置き換わりに警戒感を示しました。
この動きが他の自治体にも広がることを願います。
日経新聞2022年2月25日より引用