
本日の日経新聞の記事によると、巨大IT(情報技術)企業が大量のデータを集め、創薬や診療の姿を劇的に変えつつあるとのことです。血糖値などをいつでも計測・記録できる腕時計型端末など身近な機器の実用化も迫っています。
一方、日本は医療の電子化が滞り、規格もバラバラで、研究資源や個人情報の保護さえおぼつかないデジタル後進国になろうとしているとのことです。
この記事を読んで、医療データについては、今から日本企業が巨大IT(情報技術)企業に太刀打ちすることはできないのではないかと思いました。
少なくとも、巨大IT(情報技術)企業に全てを乗っ取られないよう、産学官が連携してビッグデータを同じ規格で取り扱うところから始め、情報を蓄積できるようにした上でデータ分析を行うところまでたどり着ければよいのではないかと個人的には思います。
また、日本は他国よりも高齢化が進み介護に関するノウハウが他国に先行して蓄積されているはずなので、介護分野で巨大IT(情報技術)企業がデータを蓄積する前にイノベーションを起こすチャンスがあるのではないかと感じます。
日経新聞2022年2月21日より引用