米グーグルは一人ひとりの働く喜びを重視するよう唱えたアリストテレスにちなみ、「プロジェクト・アリストテレス」と呼ぶ社内調査を10年前から実施して企業風土改革を進めてきました。
自由にものが言えたり組織に認められて安心感を覚えたりする「心理的安全性」が高い職場の方が生産性が高くイノベーションを生むことが分かり、グーグルは社員のパフォーマンスに関係するこうした要素を重視する仕組みを磨きました。
一方、日本で、こうした要素を重視した仕組みを設けている企業がどのくらいあるでしょうか。社員のパフォーマンスを発揮させるために従業員の働く喜びをいかに与えることができるかが企業の成長のカギを握るのではないかと思います。
日経新聞電子版2022年1月3日より引用