一般高齢者向け前倒し接種、22年1月から可能に

後藤茂之厚生労働相は27日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、65歳以上の一般の高齢者向けの前倒し接種について2022年1月から可能との方針を示した。これまで開始時期は2月以降としてきたが、地方自治体からは2月に業務負担が集中することへの懸念が出ていた。

厚労相と27日に会談した千葉県の熊谷俊人知事が明らかにした。

厚生労働省は一般の高齢者向け接種について、高齢者施設の利用者など重症化リスクが高い人向けの接種が落ち着いた2月以降、2回目からの間隔を7カ月に前倒しして打つよう自治体に通知していた。後藤氏は熊谷氏に対し、優先順位の高い人が接種できないことがないよう環境を整えたうえで、前倒しを認める方針を示したという。

これまでの方針にもとづけば、もともと2月に接種予定だった人で前倒しの対象にならない高齢者もいた。今後前倒しの対象者が広がり、65歳未満の一般の人の追加接種が早まる可能性もある。

日経新聞電子版2021年12月27日より引用

厚生労働省が新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、 65歳以上の一般の高齢者向けの前倒し接種について2022年1月から可能との方針を示しました。理由が自治体の都合に配慮したとのことです。自治体側の準備等で時間がかかるから2月にしたと私は思っていましたが、認識違だったようです。では、何故、前倒しを当初から決めなかったのか不思議でならないです。