米ファイザーは8日、同社製の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が、感染力の高い変異型「オミクロン型」に対しても高い予防効果をもつとの初期調査の結果を発表した。2回接種では効果は大きく低下するが、3回目の追加接種後は従来と同程度の効果があることが実験で判明したという。
ファイザーと独ビオンテックは共同開発したワクチンのオミクロン型への効果について調査している。ワクチンを接種した人の血液を使った初期調査によると、3回目の追加接種を受けてから1カ月経過した人の血液は、オミクロン型を防ぐ抗体の量が2回接種した人の25倍に増えたという。
ファイザーは「追加接種によってオミクロン型に対しても高い予防効果を維持できる」と説明している。2回接種でも重症化を防ぐ可能性はあるという。
オミクロン型に対して予防接種の効果が説明されました。オミクロン型についての新しいよい情報が報道され、世界経済にもプラスに働くことと思われます。
日経新聞電子版2021年12月9日より抜粋