オミクロン型、水際対策強化

世界保健機関(WHO)は26日、南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの変異型を最も警戒レベルが高い「懸念される変異型(VOC)」に分類し、「オミクロン型」と名付けた。多くの変異を持ち、ワクチンが効きにくい性質や高い感染力を持つ可能性が指摘されている。

英国やイスラエルなどがいち早く渡航制限を打ち出したが、ロイター通信によると、ブラジル、スリランカ、タイ、オマーンなどの国々が新たに南アフリカなどからの渡航制限を発表した。インドのモディ首相も渡航制限緩和について見直しを指示した。

日本では、岸田文雄首相がオミクロン型について「最悪の事態を想定して水際対策に取り組む」と周辺に語る。南アフリカで確認されたと報告を受けた当日に水際対策の強化を指示した。