後藤茂之厚生労働相は16日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種の時期について「2回目との間隔は原則8カ月だ」とした。
自治体の判断次第で6カ月後でも接種が可能となるのは「例外的な対応」だとして「自由に前倒しを認めるものではない」と述べた。
追加接種は15日、厚労省の専門分科会が12月1日から始める基本方針を了承した。2回目との間隔は原則8カ月以上としたうえで、自治体によって感染状況などを踏まえて6カ月まで短縮できるとの見解も示していた。
クラスター(感染者集団)が発生した地域や、離島で住民に一括接種できるなど特殊な状況を想定する。多くの自治体は「8カ月」の想定で準備を進めていたため、混乱が生じた。厚労省は17日に自治体向けに説明会を開く。