介護労働安定センターは8月 23 日、令和2年度介護労働実態調査結果を公表した。介護職員等の離職率は前年度から 0.5 ポイント低下して 14.9%となり、同調査において過去最低を更新した。
全産業の平均離職率(15.6%)を 0.7 ポイント下回っている。離職率低下の背景にあるのは介護職員等の処遇改善だ。
一般労働者の賃金は平均 24 万 3,135 円で、前年度から 8,696 円増加。賞与も平均で 62 万 6,094 円となり、2万 6,588 円増えた。
年次有給休暇の取得率や突然の残業の有無などの状況も改善している。
調査は全国の介護保険サービス事業所1万 8,000 ヵ所を対象に実施し、9,244 事業所からの回答を得た。