看護職員離職率20%以上の病院が倍増の21.2%

日本看護協会は3月 26 日、2020 年病院看護実態調査結果を公表した。

令和元年度の正規雇用看護職員の離職率は 11.5%、同じく新卒採用の看護職員の離職率は 8.6%となり、いずれも前年度から 0.8 ポイント上昇した。

また、正規雇用看護職員の離職率が 20%以上の病院は 21.2%となり、前年度(10.4%)から倍増している。

こうした離職率上昇の背景について、日看協は新型コロナの感染症流行初期(令和2年1~3月)の影響が及んだ可能性もあると分析。


引き続き離職状況の推移を把握し、離職防止策を検討することが課題だと表明した。調査は、令和2年10~11月に全国の8,249病院に対しweb調査で実施。有効回収数は 3,797 病院だった。