厚生労働省の労政審職業安定分科会労働力需給制度部会は4月 13 日、新型コロナのワクチン接種を担う市区町村の体制整備を支援する特例として、全国の接種会場に看護師及び准看護師の労働者派遣を可能とする省令案を了承。23 日に公布・施行された。
業務はワクチン接種、場所はワクチン接種会場、期間はワクチン接種が予定される令和4年2月末までと限定し、市区町村で事前研修を行うことを要件とする。
医療機関に対する看護師等の労働者派遣は原則禁止であるが、令和3年4月1日から例外的にへき地の医療機関に限って看護師等の労働者派遣が可能となっており、全国知事会などから全国的に労働者派遣を可能とするよう要望が出されていた。