繁忙期でも運転者の拘束時間 13 時間以下が6割超

厚生労働省は4月 23 日、自動車運転者の労働時間等に係る実態調査結果を労働政策審議会の専門委員
会に報告した。

それによると、繁忙期でも労働者の1日の拘束時間が「13 時間以下」であった事業者は、ハイヤー・タクシー 79.4%、トラック 62.8%、バス67.1%と全業態で6割を超えた

同じく繁忙期で1日の拘束時間が「16 時間超」であった事業者は、ハイヤー・タクシー 1.5%、トラック 4.3%、バス 1.5%と全業態で1割未満だった。同省は1日の拘束時間を原則 13 時間以下、延長する場合でも 16 時間を限度とする等の改善基準告示を見直し、時間外労働の上限規制適用猶予の終了と同時に施行する方針だ。