国土交通省の建設業の一人親方問題に関する検討会は3月9日、中間取りまとめ案を大筋で了承した。
中間取りまとめは、法規制逃れを目的とした偽装一人親方化を防止し、一人親方の適正な処遇改善を図る観点から、社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインの改定などを提言した。
ガイドラインの改定案では、元請企業に対し、下請企業への社会保険加入指導の徹底を求めるとともに、明らかに実態が雇用労働者であるにもかかわらず一人親方としている企業は、下請企業として選定しないように要請。
さらに適正な一人親方の目安として、実務経験年数が 10 年以上あるなど、一定の基準も示した。